私は2015年からグルテンフリーを続けています。
「小麦粉をなるべく取らない生活」で人生がけっこう変わりました。
健康面、精神面で、よい影響が多いと感じます。
一番効果を実感しているのは、「慢性的な鬱傾向が無くなったこと」です。
最初のころは、メニュー選びやコスト面で少し面倒でしたが、慣れてくるとコツも掴め、無理なく続けることができています。
これから「グルテンフリーの実践経験」をお伝えできればと思います。
もくじ
グルテンフリーとは
グルテンとは、小麦やライ麦、大麦などの穀物に含まれるタンパク質のことです。
パンが柔らかいのは、小麦の「糊(グルー)」が入っているからです。
グルテンを含む穀物
- 小麦
- ライ麦
- 大麦
- 全粒粉の小麦
グルテンは一部の人にとって、全く消化できません。
消化できないから、肉体はアレルギー反応を起こします。
小腸が炎症を起こし、倦怠感、吐き気、頭痛などを引き起こし、栄養素の吸収を阻害します。
脳に到達すると、脳機能を低下させ、眠気や頭がボーっとたりします。(穀物脳の弊害)
症状がひどい場合は「セリアック病」と呼ばれます。
そこまでひどくなくても、多くの人が本来はグルテンを消化できない「グルテン不耐症」だと言われています。
グルテン不耐症の症状
- 腸の炎症
- 下痢
- 消化不良
- 倦怠感
- 吐き気
- 頭痛
- 眠気(特に食後の強い眠気)
- 抑うつ症状 など
人にもよると思いますが、私の場合は「だるさ、鬱っぽさ」が強い症状でした。
「頭にもやがかかったような状態」でいる時間が多かったです。
一般的に言っても、「食後に強烈な眠気」に襲われる場合は、「グルテンが体に合ってない」ことを疑うといいと思います。
で、グルテンフリーとは、「グルテンから自由になる」ということですね。
つまり「グルテンを食べない」ってことです。
グルテン=主に小麦 ですが、小麦って多くの食べ物に使われています。
小麦(グルテン)を含む食べ物
- パン
- パスタ
- うどん
- ラーメン
- 餃子(の皮)
- ケーキ
- クッキー
- パンケーキ
ざっと挙げましたが、「どれも美味しいものばかり」という悲しい共通点がありますね…
実は、美味しい、また食べたくなる、っていうのもグルテンの持つ中毒性が影響してる面もあるんですけど。
グルテンフリーは、これらを食べません。
私は極力食べなくなって4年経ちました。(これを書いているのは2019現在)
厳密に言うと、醤油とかの調味料にも小麦は使われています。
そこまで避けることは難しいので、できるだけ上記のような小麦を含むメニューは避けるようにしています。
グルテンフリーの効果
じゃあ、小麦を断つと、どんないいことがあるのか?
言われていることとしては、
- 小腸の炎症が無くなり消化不良が改善
- 脳機能が改善し、眠気や鬱がなくなる
- 体が全体的に軽くなり、快調に過ごせる
- ダイエット効果
などが言われています。
4年間実践して、どうだったか?
私自身、小麦を含むメニューなるべく食べないようにして4年経ちます(2019現在)。
きっかけはプロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手の本を読んで、ちょっと試してみようかなー、ぐらいの気持ちでした。
本にある通り、14日間ほど小麦粉を摂らないようにしました。
実感としては、たしかに体調がよくなりました。
鬱っぽさは以前より無くなり、ぼーっとしたり、食後の強い眠気はなくなりました。
頭がスッキリとして、回転がよくなったと(自分では)思います。
今でも、ちょっとしたはずみで小麦を食べちゃった場合は、「頭にモヤがかかったような状態」にすぐなります。量が多いと頭痛や吐き気がきます。
体も軽いです。風邪もひきにくくなりました。
グルテンフリーを始める前の、「グルテンが頭に絡みついて重い感じ」には戻りたくないですね。
私にとっては、グルテンフリーをしている時の方が、明らかに体の、特に脳の調子がいいので、すすんで小麦入りメニューを食べようとは思わなくなりました。
あくまで私個人の実感レベルですが、
グルテンフリー歴4年の実感
- 鬱っぽくなくなった
- 頭の回転が早くなった
- 気持ちが前向きになった
- 「明るくなったね」と言われる
- 「よく喋るようになったね」とも言われる
- 体が軽くなった
- 風邪をひきにくくなった
- 疲れにくくなった
- 肌のトラブルが無い
- もともとだか太ってはいない
- 食後のウトウト眠気が無い
- パンやラーメンを無性に欲する気持ちがなくなった(小麦中毒からの脱却)
無理なく続けるために
最初のうちは続けるのが大変でした。
やはり「小麦の持つ中毒性」なのか、一回口にするとまた食べたくなるのが小麦メニューの恐ろしいところです(笑)
禁断症状と言うか、まるで麻薬のようです。
ガチガチ・厳密になりすぎない
あんまりにもガッチガチにグルテンフリーをしようとすると、疲れますし続きません。
はじめのうちは、「なるべく」小麦を摂らないようにするぐらいでいいと思います。私もそうしてました。
慣れてくると体調が良くなってくるのもあって、自然と小麦を避けるようになります。
私は今でも、小麦が原料である醤油は使いますし、たまにはケーキも食べます。(頭が痛くなり、ぼーっとしますが)
でも、あんまり厳密にやりすぎると続かないので、はじめのうちはお試しのつもりで、小麦入りのメニューと小麦無しのメニューがあった場合に、無しの方を選んでみるぐらいでいいと思います。
小麦(グルテン)が入ってないメニュー
- 肉料理
- 野菜
- ごはん
- 餅
- 卵料理
- 豆料理
- 和菓子 など
厳密には醤油とかの調味料には小麦が含まれてますが。
あと、「そば」も十割り蕎麦なら小麦無しですね。よく食べます。
ハンバーグもつなぎに小麦を使っていなければOKです。
和菓子は、どら焼き、まんじゅうなどは皮が小麦ですね。
皮が「ぎゅうひ」の大福や団子を食べるようにしてます。
条件を満たせば「グルテンフリー」
- 蕎麦 → 十割そばならグルテンフリー
- ハンバーグ → つなぎに小麦使ってなければグルテンフリー
- 和菓子 → 皮が小麦じゃなく求肥(ぎゅうひ)ならグルテンフリー
- パン → 米粉100%ならグルテンフリー
米粉パンは、米粉100%じゃないものが多いですね。小麦も混ざっているという。
家族の理解
家で食事をともにする家族の理解があると、グルテンフリーは続けやすくなります。
うちは、「私は小麦をなるべく食べない」と宣言してます。
基本、自分で作るのでなるべく小麦なしメニューばかりを作ります。
家族が料理する場合は、一応気は使ってくれますが、たまには小麦入りメニューも出ます。餃子とか粉ものとか、食べたくなりますからね。(私を除く)
とりあえず宣言はしときましょう。
やむを得ず小麦を摂る時は
それでもぼっと小麦をたべちゃうことはあります。
周りの同調圧力に屈してケーキを食べることも(笑)
そんなときは、私は「グルテンを分解する酵素」を摂ります。
アメリカではそのへんが進んでいて、あっち産のグルテン分解酵素のサプリがけっこう出ています。
食後にパクリとすると、グルテン不耐症の症状が緩和されるものですが、値段や効き目もまちまちですね。まだいろいろ試しているところです。
グルテンフリーが普及して、もう少し安くなるといいな。
特におすすめはありません(笑)
ご自身で検索してみてください。
そしてむしろ教えてください。
2019時点では、Amazonにもあんまり無いですね。
グルテンフリーの食材もいろいろ出始めてますね。
試して良いものがあったら、今後レポートしたいと思います。