「ひとりキャンプ動画」で注目されている芸人兼YouTuberのヒロシさん。
キャンプ動画のほか、小さい飲食店、パンクバンドなどをやり、
所属事務所も自分(社長)とマネージャーの二人だけという、
独自にスモールビジネスを展開している彼は、とても気になる存在でした。
本が出たのでポチって読みました。
もくじ
読んだ感想:実践的で今すぐできる最強の「弱者の生存戦略」
だと思いました。
インターネットの発達で、個人と個人が直接結びつくことが可能になった今。
大企業から見たら弱い個人が、好きなことを、同じマニアに向けて発信することで、収入が得られるようになった社会。
好きなことを発信する個人に、大企業が直接オファーすることも当たりまえになりました。
今や、個人による発信は無コスト、無リスクでできます。
今すぐにできること、「好きなことを発信すること」。
ただし、続けなければ。
好きなことを見つけ、それを無コストのネットで発信していく。
すぐには収入に結びつかない。半年、数年かかる。
ヒロシさんも3年以上かかったそうだ。
だから、好きなことでないと続かない。
お金だけ目当てだと、すぐに結果が出ないのでやめてしまう人も多いだろう。
続けるには、気負いなく、無理せず気長にやるしか無いだろう。
種をたくさん蒔く
ヒロシさんのこの言葉も大切だと思った。
好きなことに没頭しながらも、たくさんの種を蒔く。
そのうちどれが発芽して育つかわからないからだ。
トライアンドエラーの多産系。
成果を出す人ほど、たくさんの小さな失敗をしているという。
歴史上の名作も、無数の駄作の上に成り立つ。
軽い気持ちで、たくさん試す
種をたくさん蒔くために、軽い気持ちで新しいことをたくさん試す。
だめなら撤退。
結果、続いたものが続く。
それが好きなこと、合っていることなのかもしれない。
好きなことの見つけかた
誰かが言っていた、好きなことの見つけ方。
・嫌いなこと、やりたくないことをリストアップし、
その逆のことが好きなこと。
・5W1Hで好きなことを考える。
何をやるのが好き?
誰といるのが好き?
どんな所でやるのが好き?
いつやるのが好き?
なぜやるのが好き?
どのようにやるのが好き?
→ 「何を」やるのが好き?、だけにこだわらない方がいい。
私の場合、「ひとりで」「静かな場所で」やるのが好き。
無理せず気持ちよく生きていきたい
生まれつき、他人とのコミュニケーショをおっくうに感じがちな私にとって、
ヒロシさんの感じ方や戦略は、とてもしっくりきた。
会社でもてはやされるのはコニュニケーションに長けたゼネラリストだが、
彼らが間に入って「調整」をしなくても、
ネットによって個人と個人が直接、受発注する社会になりつつある。
最後に、本書で一番共感できた一文を。
無理せずに気持ちよく生きていくことも、
お金や仕事と同じくらい重要な
「利益」 ではないかと思うのだ。