営業の本はいろいろ読みましたが、中でもイチオシはこの本。
今後も繰り返し読む予定。
- 対人セールス、ネットセールス、どちらにも役立つ
- ストーリー形式で読みやすい
- テクニック紹介もあるが、マインド・考え方の基本が身につく
どんな内容かというと…
もくじ
「売らない営業」
物語の中で推奨されているのは「売らない営業」。
買ってください、買ってください、と連呼して売ろうとする営業はダメ。
まずは、お客さんに「何か困っていることはないか」を聴く。
お客さんの課題を一緒に解決することを考える。
その解決策の一つとして、商品を提示する。
その時もやはり、売ろうとするのではなく、ただただ商品の価値を、ベネフィットを伝えるだけ。
結果、売れる。
それが「売らない営業」。
営業だけでなく、人づきあいの基本「相手の立場に立つ」が身につく
本書では、営業に役立つだけでなく、人付き合いの基本中の基本が身につく。
それは、なにをおいても「相手の立場に立つ」ということ。
そういえば、私も小学校で教わりました。
「自分がされてイヤなことは人にもしちゃダメよ!」って。
それは大人になってからも変わらない原則。
営業においては真髄。
「自他尊重」のその先に、良い商品が売れていくのかもしれません。
テクニックを超えた先に
本書では様々な営業テクニックが、ストーリーの中で自然と紹介されていきます。
もちろん、これらのテクニックが有効で重要なのは言うまでもありません。
でも、最終的にはその人の中にある人間性、というか、「自他尊重」のマインドが大事で、その基本精神があれば、テクニック(のように見える行動)は、自然と漏れ出して来るのかもしれません。
最後は、根本は、その人そのものの、丸出しの人間性、マインドセットが根幹になるのだと思いました。
自分の「受け取る器」を大きく育ててれば、あとは「受け取る」だけ
人間としてどう「在る」か。
それが人の器です。
器が大きければ、たくさん「受け取る」ことができます。
器を大きくするには「与える人」になること。
より多くの人に快を与えること。
器が大きくなったら、あとは「受け取る」だけです。
そんな感じのことを思わせる本です。